SUP、ご存じでしょうか? スタンドアップパドルボードの略で、サーフボードのようなボードに立ち、パドルを漕いで水面を進むスポーツです。
もしご存じだとしても、少しゆったりとした優雅なマリンスポーツというイメージの方は多いと思います。実は競技があるのです。スピートを競います。
徳島県阿南市淡島海岸で2025年9月28日開催の「SUP TOWN ANAN CUP 2025」の計測を担当しました。大会としては今年で3回目。計測は昨年に続き2回目となります。
漕ぐ距離とボードの種類によってたくさんのクラスがあります。距離としては、500m、1km、3km、6kmの4種類です。冒頭の写真のようにスタート前にビーチに整列して、30秒前の合図がなったら、ボードを持ち所定の位置まで進み、スタートの合図で一斉に入水というスタートです。参考に3mのコースがこれです。

海上に大きなブイが設置されていて、それを目印に一生懸命、ひたすら漕いで漕いで漕ぎます。実際現場で見た2番のブイは、果てしなく遠いところでした。6㎞は2周するという超人たちのスポーツです。
計測は、RFIDタッチ計測サービス を使い、各クラスのスタート時刻をシステムにあらかじめ設定し、一斉スタートとなります。選手にはリストバンドを手首に巻いていただき、ゴール時に計測器にタッチしていただくことでタイム計測を行います。

ゴールは、虹色アーチです。選手は海からあがって、ボードから降り、パドルだけ持って虹色アーチへ向かいます。アーチ脇に順位チェックのスタッフがいて、手動で順位を確定します。その後、計測器へタッチを行い、タイムが確定します。

各クラスの選手がゴールした後、順位チェックのスタッフとみなみえるシステム側の順位の整合性を合わせるために確認を行います。タッチのタイミングで順位が前後する場合があるので、システム側の順位を正しい順位に合わせます。
今回大会を立ち上げた GOGO SUP&CAFE さん

これ、おいしいです。完全手作り。あんこも皮も。蒸かして、オーブンで焼いて、油で揚げるという手間がかかってる。カリっとした食感と、優しい甘さのあんこ。もうさいこーです。

さて、寄り道からもどる。こちら一部をお借りして、計測運営しました。こんな感じ。

計測以外にも表彰状と完漕証の印刷も重要な業務です。そのために大きなレーザープリンターを持ち込んでいます。クラスが細かく分かれているため、43枚の表彰状と121枚の完漕証の印刷を行いました。間違いがあってはいけないので、みなみえるスタッフ2名でダブルチェックを行い確実に業務を遂行しました。
地味ですが、会場に張り出し用のリザルトの印刷も重要で、こちらも間違いがないように入念にチェックをしました。ネット上で閲覧できるようにQRコードも張り出していますが、やはり実際の紙の掲示が気になる方が多いと感じました。

表彰式前に表彰状の整理をスタッフの方がやっています。箱にたくさんあるクラスを分けていました。かしこい!

完漕証は、閉会式後に配布用テーブルにて参加者に取りに来てもらう形でした。既に帰られた方もいるかもしれませんが、リザルトページ からダウンロードできるようにしてあります。

レースの最中、MCの方がマイクで実況されていました。選手紹介や戦歴や選手からのコメントなど、とても楽しめました。興味深かったのは、ドローンの映像をライブで見ながら順位等の実況です。現地のモニタが暗く、また反射が激しかったので写真では見られませんが、その映像を見ながら選手のパドリングや姿勢を見て歓声があがるなんてこともありました。

例年、土砂降りの雨が降ることが多かったようですが、今年は午後にパラパラ降られましたが大きな崩れもなく、とてもよい気候で開催することができたことのことでした。
世界で活躍している選手の出場もあり、国内のSUPの大会でも大きな大会で、日本では今はマイナーなスポーツかもしれませんが、今後是非盛り上がってほしい競技だと思いました。
また、来年よろしくお願いします!
みなみえる 寺沢
















