昨年の第1回大会に続き、「SEA ALPS TRIAL JOURNEY 2025」の計測を担当しました。コースは、岩手県の「みちのく潮風トレイル」をメインに、普代村・田野畑村・岩泉町の沿岸です。
開催日:2025年11月2日(日)
コース概要:距離約49㎞、累積標高約2,098m
参加者:267名(男性202名、女性65名)
参加者は昨年より100名ほど増えました。海と森を感じることができるとても美しく楽しいコースなので、今後も参加者が増える予感です。
11月2日スタート当日、受付開始は朝4時なので、11月1日には前泊しました。スタート地点「普代浜園地キラウミ」から車で10分くらいの「小野旅館」にお世話になりました。とてもアットホームでくつろげるお宿ですが、夕食が豪華でした。また、是非利用したいと思いました。

計測は「RFIDタッチ計測サービス」を利用いただきました。
- 選手は計測用のリストバンドを巻く
- 各関門とゴールで選手は計測機にタッチする
- Web経由リアルタイムで選手の通過状況等を確認可能
- 出場しない選手や途中棄権の選手の登録もWebから可能
早朝の受付時の様子です。スタート前のタッチのために列ができています。スタート時刻(5:30)をシステムに登録する一斉スタートなので、計測としてタッチは必要ありませんが、選手の状況をシステムで確認できることと、関門やゴールでのタッチの予行演習となるため重要な行為となります。
前日まで雨と風が強かったので、どうなることかと思いましたが、昨年より気温も高く、天候も回復したので、スタッフのみなさんもホッとした様子でした。ただ、今年話題の熊に関しては、こちらでも目撃されているので、選手のみなさんに注意喚起がなされていました。

まだ真っ暗ですが、スタートです。頑張ってそして楽しんでください!

第1関門(北山崎エイドステーション)に移動してきました。昨年同様、日の出のタイミングです。とても美しい日の出です。

エイドステーションです。計測器のセッティング完璧です。昨年は使われていなかった三脚が使われています。今年は気候良かったのか選手のペースが速かったですね。







第2関門(ひらいが水門エイドステーション)に移動しました。こちらでもきっちり三脚が使われていて、セッティング完璧でした。ひとつイレギュラーなことがありました。リストバンドを落とした選手がいて、そのリストバンドがこちらに届けられていました。該当選手通過時に無事にリストバンドが渡され、計測はその後問題なく実行されました。スタッフ方々のすばらしい連携プレーです。




第3関門(鵜の巣断崖エイドステーション)までやってきました。この移動中、車道を鹿が横切り、危うく引きそうになりました。鹿も慣れていたのか、車のタイミングを見計らっていたようにも見えました。
もしやと思いましたが、1位の選手は既に通過後で2位の選手の様子です。

ここでは長居せずに、ゴール(浜の駅おもと愛土館)に向かいました。その移動中にゴール担当のスタッフの方から連絡がありました。
「計測器が立ち上がりません」と。。。。
数分後に到着し、計測器を確認すると確かに正常でないことを認識。早朝のスタート後に受付用に使っていた計測器を回収して持っていたので、そちらをゴール用としてセットアップして設置。
そして、調子の悪い計測器をいじっていたら、1位選手がゴールしてしまったという。。。仕方なく、ゴール後にお願いして、タッチしている風の写真を撮りました。
(なお、計測器の不具合原因は既に判明しており、今後の計測は何ら問題はありません。)

ちなみにゴールはこんな感じ。ゴールする選手目線です。とっても天気がよい。気温も高く、半袖でもOKなくらいでした。

その後は順調に計測が行われていましたが、どうやらトラブルらしき状況が発生。
Webで閲覧できるリザルトが更新されない
三脚に取り付けた計測器は、以下のような動きをして、リザルトが表示されます。
- 選手がタッチする
- 計測器から関連データがインターネットを経由してみなみえるのサーバへ送られる
- サーバ側で適切な処理が行われ、リザルトページが更新されていく
2に関して、一定期間失敗していたことがわかりました。念のため、第1関門から戻ってきた計測器をゴール設定として設置し、失敗していた計測機を隔離しました。ネット回線が不安定なことは想定されることなので、計測器内部にもデータを保管してあります。あとで計測器内部データをサーバにマージすることで、リザルトを正常化します。今回も同様の対応にて、比較的早くリザルトを正常化することができました。
そうこうしているうちに、大会も佳境に差し掛かってきました。残りの選手が数名となってくると、スタッフや選手たちで花道を作って迎えます。とても感動的はひとコマです。最後の選手が制限時刻の17:00ギリギリでゴールしました。選手の皆さん、お疲れさまでした!!




今回はいくつかのトラブルが発生しましたが、何とかリカバーできました。計測業務は不確定要素が多く、トラブルはつきものですが、これでもかという準備、これまでの経験、そして現場での冷静な対応が重要だと思っています。今回もとてもよい経験ができました。ありがとうございます!
また来年、是非ご利用ください。よろしくお願いします。

